ドジャースの大谷翔平投手(30)の二刀流復帰は一体、いつになるのか。多くの米メディアが首を傾げ始めているようだ。
米メディア「エッセンシャリー・スポーツ」は9日(日本時間10日)の記事の中で、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)が当初「5月の投手復帰」を示唆していたものの、最近になって発言のトーンを弱めていることをクローズアップしている。マーク・プライアー投手コーチ(44)ら首脳陣も5月をメドとする大谷の投手復帰のロードマップに関しては、すべてのリハビリが順調に進んだ場合であることを強調。あくまでも慎重な見方を示している。
複数のMLB関係者の間からも「実際の復帰時期は今季夏以降にまでずれ込むことも十分に考えられる」との声も飛び交い始めている。また「もし復帰したとしても、当面は先発ではなく短いイニングからの登板となるのではないか」と指摘され始めているのも、何となく気がかりだ。
2023年9月に大谷は右肘を手術。ドジャース移籍1年目の昨季は打者のみで出場し、2度目のリーグMVPに輝く活躍でチームを世界一に導きながらもワールドシリーズ中に左肩を負傷して昨年11月、手術に踏み切っている。今年は2月25日(同26日)にスプリングトレーニングで軽く投球練習を行ったが、それ以降の具体的な進展は公表されていない。ロバーツ監督は「少しゆっくり進めるつもりだ」と説明しており、球団としては右肘だけではなく、左肩の回復具合とも照らし合わせながら全てを一旦白紙に戻しつつ慎重に復帰プランを再考しているとみられる。二刀流スーパースターが思いのほか「満身創痍」であることは、想像に難くない。
加えてプライヤー投手コーチも「二刀流選手に対する明確なロードマップは存在しない」と話しており、大谷の投手復帰については球団内でも模索が続いている状況のようだ。
ドジャースの先発陣には現状でもブレイク・スネル、タイラー・グラスノー、山本由伸、佐々木朗希、トニー・ゴンソリン、クレイトン・カーショーら十二分な戦力がそろい、この面々だけでもMLB屈指のローテーション形成が可能。そのため「大谷を急いで投手として起用する必要はない」という見方もある。
プライヤー投手コーチも現状の大谷について「先急いでまで彼にローテーションの一角を担ってもらう状況ではない」と語っており、球団側は大谷の登板機会を慎重に見極める方針のようだ。
一方で大谷が二刀流として復帰すれば、ドジャースにとって大きな戦力となることは間違いない。たとえ〝一刀流〟でも打者としてのスペシャルな活躍ぶりは昨季のプレーで示した通り、いまさら説明するまでもない。ここに投手として復帰すれば、当然ながら一層チームの厚みが増すことになる。
現時点では具体的な復帰時期は明らかになっていない。ただ球団の慎重な姿勢を考えると、大谷のの試合での投球を見られるのは今季後半になる可能性もチラつく。待ち遠しい状況が続くが、いずれにせよ大谷の万全の復帰を期待しながら見守ることが何よりも重要になりそうだ。












