阪神・門別啓人投手が8日のDeNA戦(甲子園)に先発登板し4回を2安打5奪三振無失点。ノビのある直球を軸にした力強い投球で、悲願の開幕ローテ入りへ向け大きく前進した。
2回一死から3回にかけては加藤、東妻、石上、森敬、梶原から5者連続で空振り三振を奪う圧巻の内容。「特に3回は理想とする変化球の使い方と、直球での押し方ができた。スタイルが見えた感じもある。この感じでシーズンに入れれば」とまだあどけなさも残る20歳は、朴訥とした語り口で手応えをにじませる。打者の左右に関係なく、内角を厳しく突く姿も際立った。
4回は先頭・蛯名への四球をきっかけに無死満塁のピンチを招いたが、山本を三邪飛、続く加藤は3―2―3の併殺に打ち取り無失点で窮地脱出。「絶対に点を取られたくなかった。気持ちも入った」。ピンチの場面でも攻めの投球を貫けたことが収穫だったと振り返った。
春の実戦は15イニング連続で無失点。「自分のやりたいピッチングを貫き通せている。このスタイルを崩さずにやっていきたい」と語った左腕は翌週15、16日に予定されている米カブス&ドジャースとのプレシーズンゲーム(東京ドーム)に登板する可能性もある。「まだ(出場については)何も言われていませんが、もし投げられるとしたら直球で押していくスタイルを見せていきたい」と静かに闘志を燃やした。












