ドジャースの大谷翔平投手(30)は6日(日本時間7日)にアリゾナ州グレンデールでのレンジャーズとのオープン戦に「1番・DH」で先発出場し、初回に左翼線二塁打、6回に左前打を放ち、今季初のマルチ安打をマークし、4打数2安打だった。チームは8―4で勝った。試合後の会見でロバーツ監督は投手・大谷の復帰時期について語った。

 大谷はオープン戦初出場から4試合連続安打をマークし、この試合では初のマルチ安打をマークした。指揮官は「ショウヘイは本当に調子がいいね。最後の打席ではバットを折らなかったから、それも良かった(笑い)。二塁打、左投手に対して左中間への鋭いヒット。すごくいい内容だったよ。いい状態にある」と語った。

 ここまで3試合は3打席までだったが、4打席目に立った理由を「3打席の予定だったけど、彼は4打席目を希望した。たまに、良い感覚で試合を終えたいから。彼の判断は正しかったと思うよ」と説明した。

 打者としては順調だが、投手としては2月25日(同26日)を最後にブルペンで投げていない。「実はそれについて色々と考えていたんだ。試合がどんどん本格化する中で、彼のリハビリにも配慮し休息を与えたいから、無理にピッチングの負担を増やさないようにしたんだ」とペースを落としていることを明かすとこう続けた。

「もともと明確なスケジュールは決めていないけど、試合の緊迫感、打席のことを考え、彼はキャッチボールを続けているし、腕の状態は維持しているが、ブルペンの緊迫感と試合の緊迫感の両方を同時に行うのは賢くないと感じたんだ。だから少し落ち着かせることにした。でも今日のようにキャッチボールをして腕は動かし続けている」

 2月には日本出発前に打者を相手した実戦的な練習「ライブBP」に登板する見通しを示していたが「それはないね」と断言。実戦での投球は開幕後に先送りされた。投手のリハビリについては「オフェンス面での調整を優先しているし、彼はオフシーズンに左肩の手術もしているから無理をさせずに進める方が合点がいくと感じたんだ。だから、彼のコンディションを見ながら慎重に判断しているよ」と強調した。

 リハビリのペースを落としたということは5月頃と見られていた投手の復帰時期に影響することになりそうだ。

 ロバーツ監督は「正直なところ、まだ具体的な復帰時期はわからない。あれは1月に、なんとなく感じられた時期を言っただけで、実際はそこまでわからない。だから、進行状況を見ながら、彼の準備が整ったら、我々も分かるが、君たちやショウヘイにも期待みたいなものは持たせたくない」と見通しを示さなかった。

 2度目の右ヒジ手術からの復帰は慎重を要する。急ぐ必要はない。一つずつ段階を上げていくだけだ。