メッツで3年目のシーズンを迎えた千賀滉大投手(32)の評価が激変している。

 右腕は3日(日本時間4日)に行われたマーリンズとのオープン戦に先発で初登板し、2回を2安打無失点。最速は96マイル(約154キロ)を計測し、伝家の宝刀「お化けフォーク」ではなくスライダーで2三振を奪った。31球で料理した降板後はブルペンで23球を投じて修正。「ケガなく終えられて満足。試したいことも試せた」と胸をなで下ろした。

 昨季はとにかく故障に泣かされた。右肩の張りでキャンプから出遅れ、復帰戦となった7月の試合で日米通算100勝を達成するとともに左ふくらはぎを負傷して緊急降板…。シーズンではこの1試合にとどまり、再度復帰したポストシーズンで結果を残せず、米メディアには「ギャンブルは大失敗」などすっかり戦犯扱いされた。

 それでもこの日の投球内容と結果を受け、辛口で知られる地元紙「ニューヨークポスト」の論調も一変した。特にチームでは新戦力右腕のモンタスが右広背筋を痛め、マネイアも右わき腹を負傷。先発陣が窮地とあって「メッツは千賀に頼らざるを得ない。健康な投手としてキャンプに入り、球団で間違いなく最も重要な投手となった」「千賀は力強く見えた。メッツは彼がエース候補に見えるようになることを望んでいる」と期待も込めて評した。

 もっとも、肝心なのはシーズン開幕後の結果だが、まずは上々の滑り出しといえそうだ。