阪神は春季沖縄キャンプ(宜野座)の全日程を28日に終了。藤川監督は「これから甲子園に戻ってオープン戦、公式戦が始まる。今回のキャンプが正解だったどうかは(シーズンの)結果が出た時に決まる」と丸1か月に及んだ鍛錬の日々を、充実の表情で振り返った。

 指揮官が野手のMVPに選出したのは高卒5年目の若虎・高寺望夢内野手。本職とする二遊間に加え、今キャンプでは外野守備にも挑戦。自身の起用の幅を広げ、オープン戦でも打率4割2分9厘と結果を残した。

 入団当初から非凡な打撃センスを評価されていた高寺は「花の2020年ドラフト組」の一員。1位・佐藤輝、2位・伊藤将、5位・村上、6位・中野、8位・石井とバリバリの一軍戦力がズラリと揃う〝空前絶後の当たり年〟に7位で入団している。

 チームの分厚い戦力層に阻まれ、ここまでは一軍との縁がほとんどなかったが、新政権の発足とともに、本格的なチャンス到来の気配だ。「今年は本当に大切なキャンプだと思っていた。まずは開幕一軍を目指してアピールを続けていきたい」と若武者も鼻息を荒くした。

2020年ドラフトで阪神に入団した選手たち
2020年ドラフトで阪神に入団した選手たち