今後は「大谷打法」がMLB全体で流行することになるかもしれない。

 オリオールズの超有望株として目されているジャクソン・ホリデー内野手(21)が新打法を取り入れ、活路を見い出そうとしている。メジャーデビュー1年目の昨季は大不振にあえいだもののドジャース・大谷翔平投手(30)のバッティングフォームがヒントにつながり、大きな効果が現れ始めているという。米老舗スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」が24日(日本時間25日)の記事で報じている。

 ホリデーは2022年のMLBドラフト1巡目指名を受け、オリオールズ入り。カージナルスなどで活躍したマット・ホリデー氏を父親に持つサラブレッドはマイナーで好成績を収めると、24年にMLBプロスペクトランキングで1位となるなど昨季開幕前から超有望株として期待された。ところが同年4月11日(同12日)にメジャーデビューを飾るも10試合34打数2安打と大スランプにあえぎ、同月27日(同28日)に3A降格。地元メディアやファンからバッシングを浴びた。

 7月末にメジャー再昇格を果たすも同年の成績は60試合に出場し、打率1割8分9厘、5本塁打、23打点。誇れるような結果ではなかったとはいえ、シーズン終盤で開花の兆しを見せていた。

 同年7月末にメジャー再昇格を果たすも、なかなか芽が出ず悪戦苦闘。ところが昨季終了直前の練習中にコーディ・アッシュ打撃コーチのアドバイスを受け、同じ左打者である大谷の「トゥ・タップ打法」を半ば冗談半分でマネしながら打ってみたところ、その効果はホリデー曰く「すぐに現れた」という。それまでのホリデーは右足を上げて打つ「ハイ・レッグ打法」だったが、打席に立つ際の大谷がほぼノーステップ状態から右足のつま先で打撃のタイミングを取っていることにインスピレーションを得た。アプローチを「大谷打法」に変えたホリデーはシーズン最後のツインズ3連戦で、ほぼ途中出場ながらも3四球を含む6打数4安打と「目に見える結果」を残した。

ジャクソン・ホリデー(ロイター)
ジャクソン・ホリデー(ロイター)

「スポーツ・イラストレイテッド」は記事の中でホリデーについて「2025年は彼がこのような姿をすれば、多くの批判者を黙らせることができるだろう」とし「メジャー昇格当初は対応できずに苦しんだが、ショウヘイ・オオタニのようなトゥ・タップに変えることでMLBでもトップレベルで活躍できる可能性が出てきた」とも論じている。

 大谷はMLB有望株にとっても模倣されるような「スーパーレジェンド」となっている。