米放送局「MLBネットワーク」の司会者を務めるブライアン・ケニー氏が発表した「MLB監督ランキングトップ10」が波紋を呼んでいる。

 1位になったのはタイガースのA・J・ヒンチ監督(50)。アストロズでのワールドシリーズ(WS)優勝を含む11シーズンで勝率5割2分5厘を記録し、球界最高の監督としたが、世界一になった2017年シーズンなどでサイン盗みをしていたことが発覚し、コミッショナーから1年間の出場停止処分を下されて解雇された。

タイガースのヒンチ監督(ロイター)
タイガースのヒンチ監督(ロイター)

 2位はパドレス、ジャイアンツで史上3人目となる両リーグでのWS優勝を果たしたブルース・ボウチー監督(現レンジャーズ)。3位が世界一のタイトルを取っていないレンジャーズのマイク・シルト監督(56)で、4位は前述のサイン盗み問題当時、アストロズのコーチとして不正行為の主動的な役割を果たしていたとされるレッドソックスのアレックス・コーラ監督(49)。昨季も含めドジャースを2度世界一に導いているデーブ・ロバーツ監督(52)はまさかの9位で、ヤンキースのアーロン・ブーン監督(51)は圏外となった。

 いくら実績があるとはいえ、〝黒歴史〟を持つ指揮官2人が上位を占める意外な選考となり、ファンも大荒れだ。「MLBネットワーク」のXでは「これは冗談だろ?」「基準は何?」「ヒンチに同意できない。乱暴だ」「ロバーツが9位はありえない!」「シルト?」と異論が巻き起こった。

 米メディア「トリビューン」もこのランキングを取り上げ「アーロン・ブーンは鼻であしらわれた。ヤンキースの監督はブロンクスでの7シーズンのうち、1シーズンを除くすべてのシーズンでチームをプレーオフに導いてきた。彼はドジャースの監督デイブ・ロバーツに次いで現役監督の中で2番目に高い勝率(5割8分4厘を持つが、それだけでは十分ではないようだ」と皮肉交じりに伝えた。