「小さな巨人」の異名を取ったプロレスラーのグラン浜田(本名・浜田広秋)さんが、15日にメキシコで死去。74歳だった。浜田さんが拠点として活躍したメキシコのメディアも、和製ルチャドールの訃報を伝えている。

 スポーツサイト「RECORD」は「日本とメキシコの国境を越えて活躍したプロレス界を代表する人物、グラン浜田が亡くなり、プロレス界は悲しみに包まれている」と報道。浜田さんの日墨での活躍を紹介した上で、「2023年以来、何度も合併症に直面した。昨年11月には喉と腹部の手術を受けた。彼の家族は正確な死因を明かさなかったが、72歳の時から彼の健康状態はかなり悪化していたことが分かっている。最期は自宅で、愛する人たちに囲まれて過ごした」と、浜田さんの近況も詳報した。

 日刊紙「EL FINANCIERO」も「私たちがメキシコで知っているルチャリブレのスタイルに完璧に適応しており、まさに『メキシコ風』の日本人レスラーだった」と、ルチャドールとして高く評価。ニュースサイト「EL UNIVERSAL」は、「浜田のレガシーは、1990年に彼が設立したユニバーサル・プロレスリングという会社を通じて、グレート・サスケ、TAKAみちのく、ウルティモ・ドラゴン、スペル・デルフィンといった未来の選手を育て、彼らは浜田のスタイルを世界中に広めた」と、後輩レスラーたちに多大な影響を与えたことも伝えた。

 地元メディア「ESTADIO」は「メキシコのリングで長年にわたり大活躍し、メキシコで数々のチャンピオンに輝いた偉大な功績を残した歴史的日本人レスラー、グラン浜田の死去が発表された」とし、リング外にも触れた。「浜田はメキシコとも深いつながりがあった。彼の妻はメキシコ人であり、娘の文子とソチ浜田は彼のプロレスの足跡をたどっている」と、娘2人がメキシコでプロレスラーとなったことも紹介した。

 浜田さんのレガシーは、日本だけではなくメキシコ中でも知られている。