【お宝写真館】ロード・ウォリアーズ(左がアニマル、右がホーク=故人)に挟まれつつ、どこか照れくさそうな笑顔で上腕二頭筋を誇示するのはデビュー間もないころ、まだ19歳の佐々木健介。1986年6月2日、北海道・旭川空港ロビーでの一枚だ。

 当時、ウォリアーズは全米を席巻する売れっ子タッグチームとして全日本プロレスの「スーパーパワーシリーズ」に参戦。一方の健介は、長州力率いるジャパンプロレスの若手選手として、この年の2月16日にデビューしたばかり。連日、小川良成(現ノア)や同門の笹崎伸司(引退)、当時すでにベテランだった百田光雄を相手に連敗街道まっしぐらだった。

 この写真から見て取れるように、当時トップスターだったウォリアーズは健介の素質にホレ込んでいた様子で、試合前は一緒に練習をしたり、体を大きくするためのアドバイスまで与えていた。

 6年後、アニマルの長期欠場によりパートナーを探していたホークが健介を新パートナーに指名し「パワー・ウォリアー」へと変身させて「ヘル・レイザーズ」を結成。アニマル復帰後は、アニマルをも加えて「トリプル・ウォリアーズ」を結成するのだった。

 当時の初々しい健介は本紙のインタビューで、デビュー後にファイトマネーをコツコツと貯金し約十万円を父親に渡してきたことを告白。「自分で苦しんで汗を流して働いて得た報酬ってのは、どんなに少なくても、オレにとってはものすごく価値のあるものだし、意味のあるものなんですよ」と泣かせる言葉を吐いていた。

 この写真の2か月後には20歳の誕生日を迎え、めでたくオトナの仲間入り。だが「女? とんでもない」と頬を赤くしつつ純情っぷりを発揮。そんな純情青年が9年後に北朝鮮で出会った“鬼嫁”と電撃結婚し、幸せな家庭を築くことになろうとは…。未来予想図とはかくも難しい。