ソフトバンク・小川史三軍監督(64)が巨人との交流試合を通して若鷹たちに奮起を促した。

 1日から3日までジャイアンツ球場で予定された巨人との3連戦。あいにくの天気もあり、最後まで試合を実施できたのは1試合だけだったが、NPBチームとの試合は刺激になった。普段、ソフトバンクの三軍は対戦相手を見つけることに苦労することもある。大学生や社会人、独立リーグとの対戦が多く、試合の場を求めて遠征することもしょっちゅうだ。そうした中で、年に一度行われる巨人との交流試合は選手にとっても貴重な機会だった。

 小川監督も「同じNPB同士の試合は、選手にもいろんな刺激になると思うよ」と意義を語った。一方、2011年の三軍発足当初に監督としてチームを率いた経験がある小川監督からは、選手に対してこんな要望も飛んだ。

「ハングリーさというか、昔はもっとはい上がってやるっていうような気持ちの見えた選手が多かった。(今の選手は)そこが物足りない」

 練習施設など環境面では、当時よりも現在の方がうまくなる設備が備わっている。それだけに指揮官としても「ものにしてやるっていう姿勢のある選手が、今はちょっと寂しいな」ともどかしさを語った。

 そうしたことを踏まえても同じNPB、長年同じく三軍制度を採用してきた巨人との試合は意味合いを増してくる。小川監督も「(相手も)同じ土俵だからね」とプロ同士の活性化を期待している。

 普段は温厚な三軍指揮官から飛び出した愛のゲキ。この試合を機に新たにはい上がってくる選手が出るか。