ソフトバンクの石塚綜一郎選手(23)が31日のロッテ戦(ZOZOマリン)に「7番・一塁」で先発出場し、6回に試合を決める2点適時打を放つ活躍を見せた。

 必死の一打だった。同点で迎えた6回二死二、三塁で打席に入った石塚。相手先発・メルセデスの初球の真っすぐを振り向くと、打球は詰まりながらも左翼手の前にポトリと落ちた。この当たりで2人が生還し、2点を勝ち越し。試合を決める貴重な一打を放ってみせた。試合後、石塚は「本当に落ちてくれと思った」と心境を明かし胸をなでおろした。

 石塚は今年の7月に支配下登録を果たしたプロ5年目の23歳。今月14日に一軍に昇格すると、21日の楽天戦(楽天モバイル)ではプロ初本塁打も放つなど、持ち味の打撃を発揮している。

 この日の試合後も小久保監督は「打席の対応を見たら可能性を感じる」と若武者の打撃に目を光らせた。さらに指揮官は石塚のある姿勢に目を向け、こう評した。

「やっぱり育成から支配下になって、この1打席にという思いは、今いるメンバーでは断トツに上の方に感じますよ」(小久保監督)

 指揮官も称賛する打席での姿勢。こうした若い力の必死な姿はチームにとってもプラスでしかないはずだ。石塚が起爆剤となりチームの活性化が期待される。