WWEで怪奇派レスラーとして活躍したブレイ・ワイアットさんが、36歳の若さで死去してからちょうど1年。実弟のボー・ダラスが「アンクル・ハウディー」としてのデビュー戦に臨んだ。
ワイアットさんの遺志を継ぐハウディー、エリック・ローワン、ニッキー・クロス、デクスター・ルミス、ジョー・ゲイシーの5人は不気味な仮面をかぶり、怪奇派集団「ワイアット・シックス」を結成。5日ロウではローワン&ルミス&ゲイシーがデビュー戦で、チャド・ゲイブル&クリード兄弟(ジュリアス&ブルータス)に快勝した。
ハウディーの初戦は26日(日本時間27日)のロウ(ロードアイランド州プロビデンス)のメインイベント。対戦相手は、〝パワハラ男〟のゲイブルだ。ダラスは試合前に映像で「お前の傲慢さはまるで獣だ。首をはねてやる。お前の呪われた血で罪を洗い流す。これは粛清だ」と、ゲイブルを狙う理由を明かした。何だかよくわからないが、要は〝パワハラ男〟が気に入らないということだろう。
ハウディーは兄ワイアットさんのテーマ曲に乗り、兄がそうしたように暗闇にランタンを掲げて入場した。ゴングが鳴ると、ヒザ蹴り連発から強烈なパワースラム。ド迫力のラリアートで吹っ飛ばした。ゲイブルはフロントスープレックスでハウディーを場外へ投げると、コーナーポスト上段からダイビングラリアートを見舞った。さらにオリンピックスラムで実況席に叩きつけた。続けてコーナー上から雪崩式スープレックスで投げ飛ばすと、観衆からは「アンクル・ハウディー!」の大声援が上がった。
ゲイブルは構わずジャーマン3連発から4発目を狙う。これを防いだハウディーはコーナーでエビぞりに。兄が得意とした動きから、ワイアットさんの得意技だった裏投げでゲイブルをマットに打ちつけた。止まらない仮面男はロープを使った変型ネックブリーカーから、兄の必殺技シスターアビゲイル(変型フェースバスター)の体勢に。ここでゲイブルと共闘するアイビー・ナイルがエプロンに立って、レフェリーを引きつけた。
この隙にゲイブルはアンクルロックでハウディーを捕獲。ハウディーがキックで逃れると、ゲイブルがレフェリーに衝突してしまう。ハウディーはマンディブルクローでゲイブルを捕獲したが、今度はクリード兄弟が介入。ハウディーをリングから引きずり下ろし、場外フェンスに叩きつけた。ここで場内が暗転して、ローワン&ルミス&ゲイシーが出現。ローワンはアイビーに背後から裸絞めを決められながらも、ゲイブル軍を撃退した。
大混乱に乗じて、ゲイブルはハウディーをリングに上げて、ムーンサルトプレスを発射。これをかわしたハウディーは、ゲイブルの体をキャッチしてシスターアビゲイルだ。異様な大歓声の中、マットに顔面を叩きつけてフォール勝ち。デビュー戦を見事な勝利で飾った。
兄にも劣らない実力を見せつけたハウディーは、WWEユニバース(ファン)の熱烈な支持を受けていることも確か。怪奇派集団の〝怪進撃〟は続きそうだ。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。












