陸上男子800メートルの元日本記録保持者で、マラソン女子の新谷仁美(積水化学)らを指導する横田真人氏が〝新プロジェクト〟を振り返った。

 スイス発のスポーツブランド「On」とオン・ジャパンは、日本初上陸となるトラックイベント「On Track Nights MDC」を7月27日に東京・大蔵運動公園陸上競技場で開催。横田氏が代表を務めるTWOLAPS主催の「Middle Distance Circuit(MDC)」と共同で行った。

 陸上界のさらなる発展を目指す横田氏は「選手の時はガラガラの観客席に対して何も思わなかった。自分の競技に精一杯で周りにもその状況を変えようという仲間はいなかった」と回想。現役引退後は自らチームを立ち上げる中で「出場するランナー、大会を一緒につくるボランティア、審判、大会を支えるスポンサー、見にくるお客さん。陸上競技をゲームチェンジャーしようという思いをもった仲間がもっと増えた」と手応えを感じるようになった。

 昨年からは「On」と協力し、MDCの企画を本格化。27日のレースには「On」のグローバルチーム「On Athletics Club」から国内外のトップ選手だが参加した。「1つの夢がかなった。五輪に出た時かそれ以上に自分にとって最高の1日になりました。自分が求めた新しい陸上競技に出会えた」と感謝を口にした上で「次はみんなでどんな夢を見ようか」と高みを見据えた。