開幕まで2か月を切ったパリ五輪に挑むバドミントン男女日本代表は〝ニンジン作戦〟に打ち勝つことはできるか――。
前回の東京五輪で銅メダル1個に終わった男女代表にとって、パリ五輪はリベンジを目指す戦い。日本のバドミントン界を長きにわたってけん引した男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)が4月に代表を引退した中で、競技普及の観点からも結果を残したいところだ。
バドミントン関係者は「色さえ気にしなければメダルは複数、取れると思う」と期待を寄せる一方で、金メダル獲得について「マレーシアやインドネシアではバドミントンは国技だし、活躍すれば選手たちの人生も変わる。ニンジンがぶらさがった状態で戦ってくる中で、その思いを日本の選手たちが超えられるかどうかがカギになる」と指摘した。
前回の東京五輪では女子ダブルスでインドネシアのグレーシア・ポリー、アプリヤニ・ラハユ組が金メダルを獲得。すると、インドネシア政府は選手たちに50億ルピア(約3800万円=当時)の報奨金を授与。さらにアプリヤニの地元当局は、5頭の牛と家を提供するなど、日本とは比にならない待遇を受けたという。
日本は東京五輪の金メダルで、日本オリンピック委員会(JOC)から報奨金500万円が贈られたが、一獲千金を目指すライバルには及ばない。パリ五輪でも目の色を変えた相手は、より強敵となりそうだ。












