米国・AEWのPPV「Double or Nothing」(26日=日本時間27日、ネバダ州ラスベガス)が行われ、元新日本プロレスの〝レインメーカー〟オカダ・カズチカ(36)が「アナーキー・イン・ジ・アリーナ」で大暴れしジ・エリートの勝利に貢献した。

 2019年5月の団体旗揚げから5周年の節目を迎えたこの日のPPVの最終試合では、オカダ属する「ジ・エリート」と「チームAEW」による豪華4対4ノールールマッチが実現。オカダはヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)、ジャック・ペリーと組んでブライアン・ダニエルソン、ダービー・アリン、FTR(キャッシュ・ウィーラー&ダックス・ハーウッド)組と激突した。

 チームAEWの奇襲で幕を開けたハチャメチャマッチは、会場のあらゆる場所で乱闘が繰り広げられる大荒れの展開に。バックステージでアリンと乱闘を繰り広げていたペリーがトラックを運転してクラッシュする映像が流れると、会場は騒然とした。一体何が起こっているんだ…?

 この混乱から先に戻ってきたのはペリーだ。トニー・カーン社長を連れて再びアリーナに帰ってきたが、何とここでアリンが火炎放射器を持って登場。ペリーは足部分に火炎を浴びて燃やされてしまう。すかさずヤングバックスが消火器で消化したが、さすがに戦線離脱だ。

ダービー・アリン(右)がジャック・ペリーの足に火炎放射器を噴射(©All Elite Wrestling)
ダービー・アリン(右)がジャック・ペリーの足に火炎放射器を噴射(©All Elite Wrestling)

 やりたい放題のアリンに対しオカダはレインメーカーを狙うが、これをかわされると急所攻撃からコフィンドロップを投下されてしまう。ならばとヤングバックスがカットし、3人がかりでアリンを痛めつける。

 救出に訪れたFTRに対してもジ・エリートは容赦はない。ハーウッドに対しマシューが電流爆破イスをさく裂させると、オカダが改造アームスリーブをつけてのレインメーカーでウィーラーの排除に成功した。

 さらにオカダはリング下からシューボックスを取り出すと、ヤングバックスに改造スニーカーを手渡す。天井から宙吊りにしたダービーに合体スーパーキックが叩き込まれた。アリンはここから決着後に至るまで、誰にも助けてもらえず宙吊り状態が続く。

 これでチームAEWで残されたのはブライアンただ一人に。孤軍奮闘のブライアンはニコラスにイスを利したブサイクニーを叩き込むが、オカダがカットに間に合うとレインメーカーを発射。さらにヤングバックスもEVPトリガーで追撃を加える。そしてアリンによって燃やされたペリーもついにリングに戻って来て、最後はランニングニーでブライアンから3カウントを奪ってみせた。

 プロレス史に残る大乱戦を、大バッドエンドに導いたジ・エリート。それにしても終盤から長時間に渡って最後まで宙吊りにされていたアリンの絵は、非常にシュールだった…。