赤ヘル打線が〝今年一番〟の反発力を見せた。広島は25日のDeNA戦(横浜)を5時間16分の死闘の末、延長12回、9ー6で競り勝った。先発・玉村が2回に打者一巡5安打の猛攻を食らい5失点。それでも2―5のビハインドから追いつき、最後は延長戦で差しきった。

 9回までに二死から2度追いつく〝粘り腰〟を発揮した。3点を追う4回に代打・宇草の適時打、5回に4番・小園からの3連打で2点を奪って5―5の同点。直後の5回裏にDeNAに勝ち越され5―6とされた。それでも8回に山崎から代打・石原が左翼ポール際に2号ソロを放ち、再び6―6の同点に追いつく。6回以降、好調の中継ぎ陣も踏ん張り続け、9回にはクローザー・栗林も投入。2試合連続の延長戦に持ち込み、延長12回、ついに勝負を決めた。

 DeNA7番手・三嶋から先頭・小園が右翼線二塁打を放ち、一死後に坂倉が右翼越えに勝ち越し二塁打。さらに3本の安打を集め、9―6と突き放した。

 控え捕手・会沢を除くベンチ入り選手全員を使い切っての価値ある勝利に、試合後の新井貴浩監督(47)は「うちらしい全員でたぐり寄せた勝ちだった。みんなよく頑張った」とニッコリ。最大3点差ビハインドから、ブルペンの8投手全員を投入。延長10回から1イニングを無失点で封じた8番手・黒原にはプロ初勝利、延長12回を締めた河野にもプロ初セーブがつくなど、最後の最後に〝いいことづくめ〟となった。2試合連続の延長勝利で連勝、貯金を今季最多タイの4とした。