警視庁は31日、トランプ米大統領(71)が日本に滞在する11月5~7日に、東京都内の高速道路や一般道で交通規制を実施すると発表した。

 警視庁交通規制課によると、予定している主な区間は、首都高の都心環状線全区間や中央自動車道と圏央道の一部など。大統領一行の車列が通過する時間に合わせ、一時通行止めにする。警備上の理由で詳細な時間帯は明らかにしていない。

 そのトランプ米大統領が来日中、天皇、皇后両陛下と会見することも話題になっている。

 トランプ大統領といえば、率直で過激な発言や失礼なゼスチャーの持ち主。特に握手の際には、手を握って力任せにグッと相手の体を引き寄せ、さらに握った相手の手の甲をポンポンと叩く奇妙なクセが有名だ。この握手については主導権を握るためなどの心理学的考察が示されている。

 逆にオバマ前大統領(56)は2009年に来日した際、天皇陛下に対し、90度のお辞儀をするという丁寧な対応に出たが、米国内では「なぜ世界一のアメリカのトップが頭を下げるんだ」と大バッシングが起こった。

 オバマ氏の轍を踏まないために、トランプ大統領がフレンドリーな対応をする可能性もあり、一部から心配する声が出ている。米国文化・政治に詳しい警鐘作家の濱野成秋氏はこう指摘する。

「トランプ大統領に粗野な印象を持つ人が多いが、彼はアメリカ人らしい率直な人柄で、こびへつらうような仰々しさを嫌います。日本社会では旧来の上下関係における必要以上のへりくだりがこの民主主義国となった現在でも多分に残されていますから、それを期待してはダメです」

 その上で、いかにマイペースで高圧的に見えるトランプ大統領でも、ある程度の配慮をするだろうという。

 濱野氏は「敗戦直後、マッカーサー元帥が天皇と会ったとき、ノーネクタイで気さくな振る舞いに終始したのも、いかにもアメリカンらしい。そんな端々の礼法よりも、彼はルース・ベネディクトの『菊と刀』などを読んで日本人の国民性を感心するほど評価していたから、最初から主権在民の精神を広め、日本人と心から打ち解けた。トランプさんを見ていればその言動から、ユーモラスで気さくで、何も心配するには当たらないと思います」と語っている。