ボクシングのWBA世界バンタム級王者・井上拓真(28=大橋)が11日、横浜市内の所属ジムで同級1位・石田匠(32=井岡)との2度目の防衛戦(5月6日、東京ドーム)へ向けた練習を公開。父の真吾トレーナーは左ジャブの向上など拓真の成長を実感し、拓真は圧勝に自信を示した。
同興行のメインイベントで、WBC世界スーパーバンタム級1位ルイス・ネリ(メキシコ)の挑戦を受ける同級4団体統一王者で兄の尚弥(大橋)との兄弟そろい踏み。拓真は2月に見事な9回KOで強豪ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)を破った前戦からわずか2か月余りの短い試合間隔だが、「前回の試合で作った体で練習に入れたのでよかった」という。スパーリングは約30ラウンド消化しており、「修正点があるので伸びしろはある」と感じている。
173センチの長身から繰り出す左ジャブが得意の石田に対して、「何もさせないで完封して、最終的には倒したい。どんな展開でも圧倒したい」と宣言。真吾トレーナーも「石田選手はジャブがいいとみんな思っている。でも拓真も負けないぐらいすごくジャブが伸びてきている。そこで競り勝てば右でも返しのフックでもすべてがかみ合っていく」と戦いをイメージし、「今までは待ちというか、相手が来てから返すのが多かったが、今は積極的に自分から行くようになった」と目を細めた。
所属ジムの大橋秀行会長も「どんな勢いで来ても、拓真のテクニックですべて上回れる」と予想。兄に勝利のバトンを渡すことはできるか。












