開幕3戦目で〝孝行息子〟が現れた。2年連続で開幕連敗スタートとなった広島は、31日のDeNA戦(横浜)の先発に8年目・アドゥワ誠投手(26)を抜てき。5回3安打1失点の好投で、先発としては5年ぶりとなる白星を手に入れた。

 初回二死一、三塁から宮崎に右翼線二塁打を喫し、先制点こそ献上したが「どの回も先頭を全部切れた(打ち取れた)のが良かった」と2回以降は、140キロ後半の直球とフォーク、スライダーを投げ分け、強打のDeNA打線に的を絞らせず。5回まで内野安打1本に抑え込んだ。

 右腕を援護したい打線は1―1で迎えた3回に、ベテランが存在感を発揮した。「2番・三塁」で今季初先発した田中が「初球から思い切っていきました」と、DeNA・大貫の直球を右翼席に運ぶ勝ち越し弾を放つ。

 8回には敵の3番手・上茶谷を攻略した。先頭・野間の中前打などで一死一、二塁とすると、4番・堂林の左前適時打でに左翼・佐野らの連続失策が絡んで2点を追加。最後は満塁から坂倉の内野ゴロで5点目と加え、終盤に突き放した。

 6回以降、4人の中継ぎ陣が1イニングずつつなぎ、DeNA打線を封じた。打線もシャイナー、レイノルズの両助っ人が不在の中で代役の面々の奮起し、9安打5得点の快勝。投打のかみあった一丸での今季初勝利に、新井監督も「みんな地に足をつけて、プレーしてくれている」と満面の笑みだった。