女子プロレス「スターダム」のワールド王者・舞華が、新たな使命感に燃えている。

 20日の名古屋大会で元王者の林下詩美(25)をV2戦で迎え撃ち、29分41秒の激闘を制した。試合後は、かねて王座への挑戦を表明されていた渡辺桃から襲われ再度挑戦を訴えられたが、王者は4月4日(日本時間5日)米フィラデルフィア大会の相手に盟友メーガン・ベーンを逆指名した。

 取材に応じた舞華は「私をここまで成長させてくれたのは詩美、上谷沙弥、飯田沙耶、辞めちゃったひめかの黄金世代のおかげ。飯田はNEW BLOODタッグのベルトを持って忙しそうだから、V1戦で上谷、今日は詩美も倒した。ここからが私の赤の王者としてのスタートだと思ってる」と新たな決意を明かした。

 メーガンとは昨秋に開催されたタッグリーグ戦「ゴッデス・オブ・スターダム」を優勝。安納サオリ&なつぽいが返上したゴッデス王座の新王者決定戦で現王者の詩美&上谷に敗れ王座取りを逃したものの、特大のインパクトを残した。

 あえて1月に米国に帰国した盟友を逆指名した理由を「渡辺桃には申し訳ないけど、(身長180センチと)あのデカいメーガンとならスターダムが世界一の団体だって証明する試合ができる。だから選んだ」と説明。同大会は世界最大団体、米「WWE」のプロレスの祭典「レッスルマニア40」(4月6、7日、フィラデルフィア)に合わせ世界各国の団体が集結する「レッスルマニアウイーク」に開催される。

 団体をアピールするには格好の舞台となるため、舞華は「世界中の団体がこぞってスターダムに注目する日も近い。それが私の使命」と表情を引き締めた。

 海外ファンを獲得し、日本経済にも貢献すると豪語する王者は「私は今回、初めて海外で試合をする。今回の試合で経済産業省も驚くくらい世界中のプロレスファンを連れて帰ってくるよ!」。対世界を見据えた舞華の戦いが始まる。