やっぱり持っていた! 競泳のパリ五輪代表選考会2日目(18日、東京アクアティクスセンター)、女子100メートルバタフライ決勝は、池江璃花子(23=横浜ゴム)が57秒30で2位。派遣標準記録(57秒34)を突破し、3大会連続、個人では2大会ぶりの五輪切符を勝ち取った。
ここ一番の勝負強さは健在だった。17日の準決勝では派遣標準記録を上回る57秒03をマーク。競泳関係者から「まさか準決勝であのタイムが出ると思っていなかった」と驚きの声が上がったほど。この日の決勝も3位の松本信歩(東京ドームS)を0・01秒差で制し「私は本番に強いタイプ。その気持ちを忘れないことと、楽しみながら水泳ができるように戻ってこられたことが、五輪派遣タイムを切る大きな要因だった」と満面の笑みを浮かべた。
そんな強みへの信頼を失いかけたことがあったという。池江の学生時代をよく知る関係者は「白血病から復帰して割とすぐの時期は、4位くらいの結果が続いたので『勝てない人間になっちゃったかな』と言っていた」と明かす。危機感を抱いた池江は「打破しないとまずい」と前例のない復活ロードを歩み、東京五輪に出場。さらにはパリ五輪行きのチケットも手にするなど、自らの力で幸運の女神ぶりを証明してみせた。
約4か月後のパリ五輪は「決勝進出」を掲げた上で「リオ五輪に行く前、高校1年生、15歳の時の記録を今の段階では超えているので、次は16歳になった時のリオ五輪でのタイムを上回ること。自分を超えられるのは自分しかいない」。大舞台で次なる奇跡を起こす。












