巨人の元監督で野球評論家の堀内恒夫氏(76)が11日、自身のブログに新規投稿し、高橋礼投手(28)の投球内容に警鐘を鳴らした。

 昨季までソフトバンクに在籍した高橋礼は、泉とともにウォーカーとの2対1の交換トレードで巨人に加入。10日の阪神とのオープン戦(甲子園)では4回を被安打2、無失点で抑え、阿部監督に開幕ローテ入りの可能性を「入るかも」と言わしめた。しかし、堀内氏は「結果だけ見ると いいかもしれないが 気になる点はいくつかあった。」と持論を述べた。

 まずはサブマリンの球速だ。「普通に投げて130キロ台 遅いボールが90キロ台 ボールに スピードと力はないが 緩急をつけ 遅いボールに意識をさせつつ それに経験も合わさって バッターを打ち取るのは上手い」と評しつつも「球のキレがないと 苦しいかもしれん。」と指摘してこう解説した。

「アンダースローのピッチャーに まず求められることは 左バッターを確実に抑えること。 それには、インハイに 速いボールが投げられないと難しい。例えが古くて悪いけど(笑) 元阪急の山田久志のように インハイにビシッと投げておいて その後、スライダーで逃げたり シンカーで落としたり するわけさ」

 ところが、堀内氏の目には「高橋礼の場合 それが見られず」と映り「バッターが前に出てきていたから 甘くなれば打たれるはず。 また、彼の遅いボールが遅過ぎて バッターが待ちきれないことを 狙っているとは思うけど 相手チームには いい左バッターが多いし じっくりと待たれたら危ない。課題とすれば インハイを上手く使うことと 遅いボールをより意識させるために 普通に投げるボールのスピードを 磨くことが必要だろう。」とアドバイスを送った。

 昨季も腰痛など故障に苦しめられ、思うようなシーズンを送ることができなかった。堀内氏が投げかけたのも再起を期待しているからこそ。最後には「素材はいいはずだが 故障で泣いてきているようだ。高橋一三さんのように 環境が変われば 返り咲くこともある」とのエールで締めた。