日本陸連ロードランニングコミッションリーダーの瀬古利彦氏(67)が、パリ五輪切符を懸けた選考会を振り返った。

 前回の東京五輪に続き、パリ五輪もマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で男女上位各2名に入った選手が代表に即時内定。残りの男女各1枠は設定記録を突破した日本人最上位選手が代表に決まる仕組みが採用された。女子は選考レース最終戦となった名古屋ウィメンズマラソン(10日、バンテリンドームナゴヤ発着=42・195キロ)で安藤友香(ワコール)が2時間21分18秒(速報値)で優勝するも、1月の大阪国際女子マラソンで前田穂南(天満屋)がマークした2時間18分59秒の日本記録には届かず、代表のラスト1枠に前田が内定した。

 選考方式について、瀬古氏は「強化の方が決める話で、僕はあーだこーだ言えない立場」としながらも「現場からはうわさ話だが、この方法がいいと聞いている。悪いシステムではないと思っているので、アップデートしてつくっていければ」と前向きに回答。高岡寿成シニアディレクターも「パリを見てからでないと評価できないが、結果を残せる仕組みだと思っている。今後は『やったほうがいい』という声が多く出るのでは」との見解を語った。

 今大会でパリ五輪の代表男女各3選手が確定。男子は小山直城(ホンダ)、赤崎暁(九電工)、大迫傑(ナイキ)、女子は鈴木優花(第一生命グループ)、一山麻緒(資生堂)、前田が名を連ねた。