予想外の展開となった東京マラソン(3日、東京都庁~東京駅前)で、中国メディアがエリウド・キプチョゲ(39=ケニア)とペースメーカー、そして9位の西山雄介(トヨタ自動車)に注目した。

 レースは、序盤から速いスピードで展開し、先頭集団ではペースメーカーが次々と脱落。2016年リオデジャネイロ五輪から2大会連続金メダルのキプチョゲも遅れ、2時間6分50秒でまさかの10位となった。

 中国メディア「網易」は今大会について「新たな記録が生まれた! キプチョゲは倒れ、アジア系が歴史を作った」との記事を掲載。

「この試合のペースが非常に速かった。キプチョゲと(優勝した)ベンソン・キプルト(ケニア)は常に最初のグループにおり、世界記録を目指しているのは明白。キプチョゲにはプライベートのペースメーカーが2人おり、明らかに新たな世界記録を再び樹立しようとしていた」と、2人のペースメーカーはキプチョゲ専用だったと分析した。

「しかし、予想よりもペースが速すぎたのか、キプチョゲは19キロ地点でペースが落ち始めた。最終的には先頭グループから脱落。キプチョゲのペースメーカーも一緒に速度を落とし始めた。結局2時間6分50秒で10位にとどまり、キプルトが2時間2分16秒でゴール、キプチョゲの大会記録を破った」と伝えた。

 トップ選手の高速レースに加え、アジア人の活躍にも注目した。「注目に値するのは、日本人最上位の9位だった西山雄介だ。キプチョゲをマラソンで上回った唯一のアジア系となり、歴史を作ったということには触れなければならないだろう」とキプチョゲに勝ったことを称賛した。

 予想外の波乱に注目が集まった東京マラソン。同記事は「キプチョゲが最後まで走ったことは素晴らしかった。その日のコンディションもリズムも重要なマラソン競技では常に勝ち続けるのは難しい。どれだけ波乱が起こっても、トップアスリートも例外ではなく、歯を食いしばって頑張るだけだ」と伝えている。

 アジアでも注目のレースだったようだ。