東京マラソン(東京都庁前発~東京駅前着)が3日に行われ、女子1万メートルとハーフマラソンの日本記録を持つ新谷仁美(36=積水化学)が、2時間21分50秒の日本人トップ6位でゴールした。
東京五輪代表の前田穂南(天満屋)が、1月の大阪国際女子マラソンで2時間18分59秒のタイムを出し、日本記録を19年ぶりに塗り替えた。新谷はパリ五輪を目指さず、今大会で日本記録の更新に挑んだが、届かなかった。
レース後の会見で「単純に結果が出なかったので、それ以上もそれ以下もない。走っていて、自分でもペースが落ちている感覚はあった。25、26キロぐらいからきつくなってきて、そこでなんとなく後半の自分がどういう走りをするのか、頭の中によぎった。冷静に対応しなきゃいけない中で、その予想通りのゴールタイムで走ってしまった。ただただ、力不足だったと思いました」と悔しい表情を浮かべた。
日本記録に挑戦する新谷への注目度は高く、沿道から大きな声援が送られた。「私自身で、もう日本記録は無理だろうと思っていても、最後まで(ファンが)応援してくれた。自分の応援が、一番多いと思うぐらいだった。ここまで多くの人が来てくださったのに、パフォーマンスとして何も残せなかったのが残念だった」と肩を落とした。
2014年に一度現役を引退したが、18年に復帰。その後、21年の東京五輪に1万メートルで出場するなど、活躍を続けている。「一度この業界をやめて、まっさらな状態で戻ってきた。それでも変わらずにサポートしてくれる人たちがいる。言葉だけではなくて、目に見えるもので(恩を)返したい気持ちがあった。日本記録というタイトルは形として残るし、同時に感謝というか、ありがとうという言葉が伝わりやすいと思った。今後も可能性があるなら、そこ(日本記録挑戦)にこだわりを持ち続けたいと思います」。これからも、記録に挑み続ける構えを見せた。












