陸上女子1500メートルで東京五輪8位入賞の田中希実(ニューバランス)が〝過去の自分〟を超える快走を披露した。

 2日に英国・グラスゴーで行われた世界室内選手権の3000メートル決勝では、序盤からハイペースな展開で進むも「各国の選手に食らいついていって、結果的に何か得るというのが自分のスタイル」との言葉通り、ライバルたちに食らいついた。終盤に順位を落としたものの、8分36秒03の室内日本新記録で8位。従来の記録は自身が先月に2マイルの3000メートル通過時に記録した8分40秒05だったが、4秒02更新した。

 先月26日に羽田空港から出国した際には「しっくりきかけているが、油断したら調子が悪い方に行ってしまいそうな境目」と自身の状態を分析。約5か月後のパリ五輪を見据える上で「調子をシーズン中と変わらないレベルに持って行くために大事だと思っている」と語っていた。従来のアジア記録も3秒61更新する走りは、今後の田中にとって大きなプラスとなりそうだ。