DeNAの開幕投手を東克樹投手(28)が務めることが7日に発表された。左腕は2年ぶり2度目の大役となり、29日の広島戦(横浜)でチームの先陣を切る。

 昨季の東は16勝(3敗)を挙げるとともに勝率8割4分2厘をマークし、最多勝と最高勝率の2冠を達成。防御率も1・98と抜群の安定感をみせ、順当な選出となった。東は球団を通じて「僕自身2回目の開幕投手ということで、前回もカープ戦だったのでリベンジをしたいと思い、今は強い覚悟を持っています。しっかりと調整して自分らしい投球ができるように頑張りたいと思っています。そして、三浦監督に勝利をプレゼントしたいと思います。応援よろしくお願いします」と決意を語った。

 初めて開幕投手を務めた2年前は広島を相手に6回途中4失点で黒星。それだけにやり返す思いは強いが、東に限らず近年のDeNAは開幕から波に乗れない〝ジンクス〟も抱えている。

 開幕戦で最後に勝利したのは5年前の2019年までさかのぼる。今永(カブス)が8回無失点の好投を披露したが、翌20年はその今永も5回2失点で敗戦投手に。21年は浜口が3回6失点でKOされ、22年は東、昨季は石田が4回4失点で降板を余儀なくされ、4年連続で勝ち星から見放されている。開幕カードに勝ち越したのも5年前で、昨季は開幕4連敗も喫した。

 オフにはエースだった今永がポスティングシステムを利用して海を渡り、昨季10勝を挙げたバウアーも退団した。左右の実力者が抜け、戦力ダウンは否めないだけに東のさらなる奮投は不可欠。チームを上昇気流に乗せるためにも、東が開幕で続く負の連鎖を断ち切れるのか見ものだ。