【アリゾナ州グレンデール6日(日本時間7日)発】ついに初共演だ――。ドジャースの大谷翔平投手(29)はホワイトソックスとのオープン戦に「2番・DH」で先発出場し、オープン戦2度目の先発となった山本由伸投手(25)と初の同時出場となった。初回に2試合ぶりのヒットとなる遊撃内野安打、2回に中前適時打を放ち、2打数2安打1打点だった。オープン戦初盗塁もマーク。まさに“青い彗星”の誕生だ。このオープン戦で初の2日連続出場、ナイターからデーゲームもこなし、体調は万全だ。3月20日の韓国・ソウルでの開幕戦が待ち遠しい。
1打席目から全開だ。初回無死一塁で相手先発は右腕コペック。投打二刀流で先発出場した昨年6月27日に初回に右中間に先制の27号ソロを放っている。初球が暴投になり、ベッツは二塁へ。3球ボールが続いて、4球目の内角高めを空振り。5球目の外角への変化球を見送りフルカウントになった6球目、内角高めを振り抜いた。ライナー性のゴロは中前に抜けそうだったが遊撃手が捕球して内野安打となった。前日の古巣エンゼルス戦では3打数無安打に終わり、7打席連続出塁は途絶えたが、好調はキープしていた。
続くフリーマンが左翼へ犠飛を打ち上げ、1点を先制。緩慢な中継プレーを見逃さず二塁へ進んだ。このキャンプで取り組んでいる走塁への意識の表れだ。
2本目の安打を放ったのは1―3の2回二死一、二塁だった。カウント2―1からの4球目、無理に引っ張らずにはじき返すと痛烈なゴロは中前へ抜けた。1点差に追い上げる適時打となった。一塁走者も三塁に進んだ。塁上で恒例のパフォーマンス。一塁ベースコーチとヘルメットをコツンと当てた。エンゼルス時代の昨年は兜パフォーマンスで話題になったが、今季は“新たな儀式”として注目されそうだ。
バットの次は足でみせた。続くフリーマンの初球、モーションを盗むとすかさずスタート。軽々と二盗に成功した。捕手スタッシの送球がそれる間に、三走が生還して同点となった。開幕後も2番大谷、3番フリーマンの並びなら、投手は一塁走者・大谷よりも打席のフリーマンの強打を警戒しなければならない。当然、チャンスは増えるだろう。40盗塁は実現可能な数字かもしれない。
3度目の打席は3―5の4回二死一、二塁。マウンドは2番手の右腕トゥーサントだ。ストレートの四球で歩くと観客席から大ブーイングが上がった。ここでフリーマンが逆転のグランドスラム。フルカウントからの6球目を捉えて右翼席へ運んだ。
この日もドジャースが誇る“BIG3”が真価を発揮した。1番ベッツが2打数1安打1四球、2得点。2番大谷が2打数2安打1打点、1盗塁1得点。3番フリーマンは2打数1安打5打点、1得点だった。
大谷はこのオープン戦で初めて2日連続出場。当初はナイターからデーゲームということもあり、欠場予定だったが、志願した。「後々のスケジュールも考えて、全体をトータルとして見た時に出たほうがいいなと思った。打席数を稼ぐ意味でも大事」と説明していたが、初共演となる山本をバットで援護するという思いもあったのだろう。
オープン戦はこれで20打席を消化。開幕前に目標に挙げていた50打席も見えてきた。「(打撃の)リハビリはもう終わってますね。あとはどのぐらいクオリティーをやっぱ上げていけるか」。この日の2安打はその証明だ。ドジャーブルーの大谷に死角はない。











