【アリゾナ州グレンデール5日(日本時間6日)発】ドジャースの大谷翔平投手(29)は古巣エンゼルスとのオープン戦に「2番・DH」で先発出場し、3打数無安打2三振でオープン戦4試合目で初めてノーヒットに終わった。

 試合前には「トラウタニ」のエンゼルスのマイク・トラウト外野手(32)と再会し、熱いハグを交わす場面があった。1打席目はベッツが左前打で出塁した初回無死一塁、相手先発は右腕シルセスだ。初球を投げる前に一塁へのけん制が悪送球となり、ベッツは二塁へ。1ボールから2球目の高めを空振り、カウント3―1からファウル。最後はフルカウントからの6球目、低めの変化球にバットは空を切った。

 2打席目は3回一死一塁で、マウンドは2番手の左腕トーマス。2ボールからの3球目をハーフスイング気味にファウル。4球目は見逃してストライクとコールされた。5球目は自信を持って見逃すも判定は「ストライク」で首を振りながらベンチに戻った。

 3打席目は4番手の右腕ズニガと対戦。初球がピッチクロック違反でストライクとなり、カウント1―2からの4球目の内角直球にバットを折られた。5球目はバットを振り抜いたものの、力のない飛球が上がり、中堅手・トラウトが捕球した。

 大谷がプロ野球人生で古巣と対戦するのは初だ。「変な感じはないですかね。向こう側にいるのでそこら辺は多少ありますけど、向こうのホームだったらまたちょっと違うんじゃないかなとは思うので。今回はこちら側のホームでしたし、そういう点ではあんまり違和感はなかったかなと思います」と振り返った。
 
 エンゼルスナインと言葉を交わしていたが、「いや、特に。おめでとうっていうか、契約できたことにまずおめでとうっていう会話が多かったですかね」と明かした。

 米メディアも注目していたトラウトとの再会については「いや、もう全員その契約のおめでとうっていうことと、家族も含めてお互いに元気かどうかっていう普通の感じでしたね」と笑顔で明かした。

 トラウトは「(違うユニホームの大谷に)WBCでも見ているから、そこまで違いはないけど、それでもエンゼルスでは6年一緒にやってきて、彼はエンゼルスでたくさんのことをやってくれたから、明らかにあっち側にいて違う感じはしたよ」と語り、「(大谷のリアクションは)うれしかったよ。言ったように僕らは友達だから。彼は素晴らしいチームメイトだった。今はただ違うチームでプレーしているってだけだよ」と思いを吐き出した。

 試合前にロバーツ監督は6日(同7日)のホワイトソックス戦の欠場をほのめかしていたが、大谷は「出る」と明言。「あとあとのスケジュールも考えながら、全体をトータルとして見た時に出た方がいいなと思ったので、その打席数を稼ぐっていう意味で大事なんじゃないかなと思います」と説明した。

 球場入りする際にテーピングしていた右手小指については「ちょっと多少腫れはありますけど、特に問題はないかな。あと2、3日すればいいんじゃないかな。(突き指みたいな感じか)そうですね」と軽傷を強調した。

 気になる投球開始時期については「まだスローイング始まってはないので、ある程度全体像のスケジュールは共有はしてますけど、まずしっかり開幕を迎えることと、そこで試合にしっかりバッターの方でも問題なくちゃんと公式戦でも出れるっていう確認をまず、それが先じゃないかなと。その先にショートスローから入って、徐々に徐々に強度も強くしていくって感じじゃないかなと思います」と説明。3月20、21日の韓国・ソウルでのパドレスとの開幕シリーズ終了後の見通しを示した。