猪木元気工場(IGF)は15日、「闘魂スタイル」を掲げている中嶋勝彦(35)と、中嶋が参戦している全日本プロレスに対し、警告書を送付した件について、改めて見解を表明した。

 IGFは声明で「当社が管理致します、『闘魂』に関する「商標権」「意匠権」「肖像権」等が、無断で全日本の会場および中嶋勝彦選手によって使用され、その権利を著しく侵害していることへ『警告書』を顧問弁護士名におきまして送付致しました。全日本プロレスが『闘魂スタイル』という文言を商標登録申請している件につきまして、改めて弊社の見解をお伝えさせていただきます」と報告。

「まず、事実確認と致しまして、猪木家遺族、弊社スタッフに対して、全日本プロレス及び中嶋勝彦選手より弊社管理の商標使用、アントニオ猪木を模倣するような言動をするにあたっての確認連絡は一切ございませんでした。弊社と全日本プロレスの関係の中で実施したものだ、という誤った認識を持たれる方がおりますが事実として連絡は一切ございません」と無断で使用されたものだと強調した。

 さらに「また、商標の使用、アントニオ猪木の模倣も寝耳に水であるならば、全日本プロレスにおいて『闘魂スタイル』なる言葉の商標登録を申請されているという事実にも猪木家、弊社とも大変困惑しております。ご存知のように、全日本プロレスの創始者は、猪木と共にプロレスの黄金期の創ったジャイアント馬場さんです。馬場さんは天国からこの事態をどう見ているでしょうか」と、全日本の姿勢に疑問符をつけた。

 その上で「弊社といたしましては、今後もアントニオ猪木の商標権等を管理運営する会社として、権利侵害におきましては、適切に対処して参ります」と表明した。

 中嶋は昨年11月の全日本参戦以来、「闘魂スタイル」を掲げ、同年大みそかに行われた代々木大会では宮原健斗から同王座を防衛し、「1、2、3、ダー!」と絶叫したことで物議をかもした。その後、故アントニオ猪木さんの肖像権等を管理するIGFの湯川剛氏は、自身のブログでIGFが猪木さんの「闘魂」を商標登録をしているにもかかわらず、中嶋が無断で使用したと指摘。さらに全日本が「闘魂スタイル」の商標を出願していたことを明かし、IGFは1月末付で弁護士を通し、中嶋と全日本に警告書を送付したことをつづっていた。