ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(30=大橋)が、5月に東京でルイス・ネリ(メキシコ)と行う防衛戦の正式決定が近づく中、モンスターの「次戦以降」にも注目が集まっている。

 かねて井上は今年は現階級に留まり、年内は3試合を行う意向を公言。米専門サイト「boxing247.com」は、井上が米専門誌「リング」のインタビューで「今年は3試合をする予定です。この3試合はスーパーバンタム級で行われると確信している」と語ったコメントを引用しながら、次のように指摘する。

「体重(階級アップ)を急ぎすぎないのは賢明だ。一部のファン、おそらく井上批判派は井上が負けるのを見たがっているように見える。元ライトフライ級王者(の井上)に、ジャーボンテイ・デービス(WBA世界ライト級王者)のような選手との対戦を求めている! 幸いなことに、そのような愚かでありそうもない対戦の話は、すべて消えてしまった」とモンスターの現階級残留を支持した。

 その一方で「井上は自分にとってベストなことをする。ただ、井上はあまりに優秀で、あまりに偉大であるため、ネリと戦った後、井上にふさわしいスーパーバンタム級の対戦相手をあと2人見つけるのは難しいかもしれない。ネリはいいファイターだが、井上を倒す大逆転劇を期待している人はそれほど多くないだろう」とし、モンスターとの対戦に見合う相手が不在となる状況を懸念した。

 その上で、同記事では「井上は9月と12月に現階級で誰と対戦するのか? それは見てのお楽しみだ。しかし、井上は素晴らしいファイターであり、見ていて楽しい選手である。フェザー級への転向、そしてそれ以上の転向は、早くても2025年まで待たなければならないだろう」と記している。