ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王座決定戦(24日、東京・両国国技館)で、元世界3階級制覇王者で同級1位の田中恒成(28=畑中)と対戦する同級2位クリスチャン・バカセグア(26=メキシコ)が15日、都内の帝拳ジムで練習を公開した。

 14日に来日したバカセグアは、1ラウンド(R)ごとのシャドーボクシング、ミット&サンドバッグ打ちで軽快な動きを披露。「今のコンディションはとてもいい。(昨年の)12月中旬から練習を始めて、12Rフルで戦う体力を持ってきました」と好調をアピールした。

 チーフトレーナーのアルベルト・ベガ氏(61)は、バカセグアのファイトスタイルについて「非常に好戦的で、ガンガン前に行くところが優れている。昔はいいディフェンスを持っていなかったけど、今では持っている」と語った。

 田中は史上最速となる21戦目での4階級制覇が懸かっている。バカセグアは対戦相手について「3つのベルトを保持したいい選手だと思う。非常にリスペクトしているけど、彼に勝つ手段は持っている」と、自信は十分だ。

 ボクシングを始めたきっかけについて「家族5人で生活が貧しくて、11歳で始めた。(ファイトマネーで)一家を支えたかった」と説明。現在は、妻と3人の子供がいるといい「タイトルを取って父母にささげる。私を支えてくれた妻と子供にもささげます」と必勝を誓った。