ヘンリー王子は6日にがんを公表したチャールズ国王を見舞い、滞在時間わずか25時間で米国へ帰国した。約30分から45分間、親子にとって約1年4か月ぶりの直接対話が実現したが、お互いの「痛み」はすぐにはぬぐい切れないと専門家が指摘した。英紙ミラーが8日に報じた。

 王室特派員ジェニー・ボンド氏は「彼らがロンドンやサンドリンガムでもう少し一緒に過ごせなかったというのは、まったく異常なことのように思えます。また、このことは、過去数年間のお互いの痛みを突然吹き飛ばすことができる〝魔法の杖〟など存在しなかったことを証明しています」と「魔法」という比喩を使って実情を指摘した。

 さらには「少なくとも、兄弟間の和解ではなく、父と息子の和解に向けた具体的で暫定的な一歩に過ぎない」と語った。

 またボディーランゲージの専門家ジュディ・ジェームス氏は、ヘンリー王子は「安心感」を持って英国を出国したようだと同紙に語った。「空港でのヘンリー王子目の表情は生き生きとしていて笑顔を浮かべている。ジョークを楽しんで、同行者たちと笑い合っているようだ。ここで示唆されるのは、彼が父親に会ったことで、ある種の安心感を持って英国を出国できたということでしょう」とジュディ氏は指摘した。

 暫定的なものにせよ和解へは一歩進んだということなのか。国王の回復後には「魔法」が起きるのだろうか。