WWE悪のユニット「ダメージCTRL」のリーダー、ベイリーはプロレスの祭典「レッスルマニア40」(4月6、7日、ペンシルベニア州フィラデルフィア)で誰に挑戦するのか。思わぬ注目を集めている。

 ベイリーは27日の時間差入場バトルロイヤル・女子RR戦で、63分3秒を戦い抜き初優勝。最高峰王座挑戦権を獲得した。さらにリア・リプリーの女子世界王座と、イヨのWWE女子王座のどちらに挑戦するか選べる権利も得たが、28日に自身の「X」(旧ツイッター)でリアへの挑戦を表明していた。

 そうした中、29日(日本時間30日)のロウ(フロリダ州タンパ)ではダメージCTRLの女子王者イヨ、WWE女子タッグ王者のアスカ&カイリ・セイン、ダコタ・カイを引き連れてリングイン。観衆からは何と「ベイリー! ベイリー!」とチャントが上がった。

 ダメージCTRLはベイリーのRR戦制覇で4つのタイトルを獲得したことになり、ご機嫌のベイリーは「この快挙は全部私のおかげよ。1年半の間、あんたらバカどもにダメージCTRLが覇権を握ると言い続けてきたが、誰も信じなかった。でも、私がRR覇者よ」などと言い、勝ち誇った。

 そこに「レッスルマニアで戦うなら、その日がベイリーの命日になるわ」と話していた女子世界王者リアが登場したが、さらにナイア・ジャックスが現れ、リアを背後から急襲。リアも応戦してリング内での争いとなったが、巨体のナイアはレッグドロップ3連発からヒップドロップでリアをKOしてしまった。

ナイア(右)が世界王者リア・リプリーをレッグドロップで破壊(©2024 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
ナイア(右)が世界王者リア・リプリーをレッグドロップで破壊(©2024 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

 当初は拍手をしながら乱闘をながめていたイヨ、アスカ、カイリ、ダコタも、ナイアのすさまじい破壊力を見て、とばっちりを避けるかのように、そうっとリングから退散。リングにはベイリー一人が取り残された。12日のスマックダウンでもビアンカ・ベレアと一騎打ちしたベイリーをイヨらは手助けしなかったが、ユニットのため献身的にアシストしてきたリーダーの危機にまたも逃げ出すとは…何とも浅ましい。

 ナイアはマイクを持つとコーナーにベイリーを押し込み「イヨを選ぶのもいいし、他の誰でもいい。リアはレッスルマニアに行けないから」と通告。ナイアの圧に押されたベイリーは、次回スマックダウンで祭典での挑戦王座を「発表する」と言いだした。すでにリアへの挑戦を表明したはずだが…心境が変わったのか? これを聞いた場外のイヨは思わず「マジ、マジ?」とつぶやいた。

 かねてリーダーとイヨら日本人同盟には不協和音が流れている。ベイリーの〝ファイナルジャッジ〟は果たして…。

 この日のロウは「ABEMA」にて放送された。