ラグビー日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC=63)が、〝超速ラグビー〟を旗印にユース世代から一貫した方針での強化を目指している。

 都内で行われた15日の会見で「全ての世代の代表チームで、日本代表の方針でプレーができる選手を選んでいきたい」と宣言した。ジョーンズHCは再登板当初から「日本のラグビーは大学は大学、社会人は社会人と分かれている。そこに一貫性の持った要素を入れたい」と主張。さらには自ら高校日本代表の合宿にも参加する意向を示すなど、エディーイズムを早期から浸透させていく考えだ。

 そんな強化の道筋に、監督として大東文化大を3度の大学日本一に導いた鏡保幸氏(73=現・同大特別顧問)は「分かりやすくなるのは、選手にとってはいい」と評価した。

 その一方で、ジョーンズHCの方針を生かすためにも、日本協会への提言も加えた。「大学でも高校でも、特定のチームに選手が集まりすぎている。結果として試合に出られない選手が増えて、競技人生が終わってしまう選手も多い。戦力が分散すれば、試合に出る楽しみも感じて、競技人口の増加にもいい影響を与えてくれるはず。こういった流れを、協会主導でつくってもらえれば」

 続けて鏡氏は「難しい部分もあるけど、そうなってくれれば現場としてもやりがいが高まる」と指導者のモチベーションアップにもつながるとした。今後に向けて9年ぶりに復帰した指揮官の手腕とともに、協会側の本気度も試されそうだ。