DDTの〝荒鷲2世〟坂口征夫(50)が15日、2月7日の東京・新宿フェイス大会で現役を引退すると発表した。元プロレスラーの坂口征二氏を父に、俳優の坂口憲二を弟に持ち、2007年にプロ格闘家でデビュー。12年から参戦したDDTでキャリアを終える征夫は、引退後はプロレス界から〝完全卒業〟する意向を明かした。
征夫は引退理由について「モチベーション、体力が落ちたわけではなく、55(歳)まで現役でできるイメージがあるんですよ。ただ、いつか誰にでも、こういうタイミングは来るので」と説明。父の征二氏に報告した際には「ふーん」と素っ気ない反応だったというが、「『お前が決断したならいいんじゃないか』っていうのが『ふーん』に込められてると解釈したので」と親子のやりとりを振り返った。
引退については1年前から考えていたという。新宿フェイスを最後のリングに選んだのは、12年に初めてDDTブランド・ハードヒットに上がった場所でもあるからだ。また総合格闘家時代の10年4月に一度引退し現役復帰している経緯もあることから「セレモニーもいらないし、10カウントもいらないです。2度も3度も聞くのも申し訳ないですよ」とキッパリ。「終わりゆく人間を見ても寂しい思いしかしないので。だったらこれから出てくる、頑張ってる子たちを見てくださいって感じですね」と、去り際の美学を語った。
さらに引退後については、プロレス界から完全に離れるつもりだ。「基本的には1回この業界から全部足を洗おうかなって思ってますね。それが自分の中でのケジメなのかなっていうのはあるんですよ。ただ欲張りだから、何か違うものを始めるかもしれないですし。心弱いんで、いろいろと携わっていると、またやりたくなっちゃうんで」と苦笑。33歳で遅咲きのデビューから約17年間、己の生きざまをリングに投影してきた男が、強い決意とともにHARASHIMAとの最後の戦いに向かう。












