新日本プロレス4日の東京ドーム大会で行われたNJPW WORLD認定TV王座戦は棚橋弘至(47)がザック・セイバーJr.(36)を撃破し第2代王者に輝いた。
棚橋は昨年12月23日付で新日本の新社長に就任。アントニオ猪木さん、坂口征二氏、藤波辰爾以来、団体史上4人目の選手兼社長となっていた。
社長就任後初の1・4ドームで王座戦に出撃した棚橋は、ザックと高度なグラウンドの攻防を展開。ジャパニーズレッグロールクラッチを胴締めスリーパーで切り返されるも、体を入れ替えて押さえ込むなど一歩も譲らない。王座戦のルールが15分1本勝負のため、互いに早い仕掛けで勝負を決めにかかっていく。
ザックの卍固めに捕獲された棚橋だったが、ザックドライバーだけは間一髪で回避。そこから互いに切り返し合うフォール合戦を制し、3カウントを奪取した。
試合後のリング上でマイクを手にした棚橋は「久しぶりにシングルのチャンピオンになりました。そして皆さん、明けましておめでとうございます。改めて、報告があります。この度、新日本プロレス代表取締役社長に就任しました」とファンに報告。「皆さんのこの応援をこれからも続けてもらえるように、新日本プロレスの選手全力で戦っていきます」と所信表明し、ドームの観衆から拍手喝采を浴びた。
社長とレスラーの兼業に懐疑的な見方があるのも事実。それでも棚橋は「レスラー棚橋は世界ヘビーを目指す、G1優勝を目指す、選手としての高みをもう一度見る。社長としてはコロナ禍以前の熱狂を目指す。大谷(翔平)選手が二刀流、やってますけど、社長とレスラー、棚橋流の二刀流。いろいろなところで無理が生じてくるんじゃないかと思われますけど、疲れないですから。これから新日本の社訓には『疲れない』が追加されます」と揺るがぬ自信をのぞかせる。
TV王者としての防衛ロードはもちろんのこと、団体最高峰のIWGP世界ヘビー級王座も諦めてはいない。「俺の夢だね。世界ヘビー。2度挑戦したけど届かなかった。トップを目指す限り、まだまだ棚橋に引退はないから」と、どこまでも貪欲な姿勢をのぞかせていた。













