日本代表MF南野拓実(28=モナコ)が、カタールW杯で失敗した〝因縁〟のPKキッカーに再び意欲を見せた。

 森保ジャパンは来年1月1日の国際親善試合タイ戦(国立)に向けて、28日から千葉県内で合宿を開始した。

 さっそく実戦形式の練習を行い、その中でキレのある動きで好調ぶりをアピールしたのが南野だ。「常にチャレンジャーの気持ちだし、いいアピールを。自分が今いい状態なんだというのを監督にしっかりアピールしたい。気持ちの部分でも昨季とは違う。代表での立場も、W杯後また一から。チャレンジの気持ちと自信は昨季と違う」と代表でレギュラー再奪取へ闘志を燃やした。

 この日は練習の最後にPK練習も行った。

 森保ジャパンでPKと言えば、思い出されるのが昨年12月のカタールW杯決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦。1―1のまま延長でも決着がつかずPK戦に突入したが、南野、MF三笘薫(ブライトン)、DF吉田麻也(当時シャルケ)が次々と失敗して無念の敗退となった。

 その際はキッカー役が志願制となり、南野は1番手に立候補しながら失敗して流れを引き寄せられず、試合後は人目をはばからず号泣。「チームに迷惑をかけた。今まで生きてきた中で最悪の日だった」と悲痛な思いを吐露した。

 そんな〝因縁〟のPK戦は、2026年北中米W杯はもちろん、目前に控える来年1月のアジアカップでも展開次第ではありえる。南野は再びキッカーの大役に立候補する覚悟で「そうっすね。どういう形で監督が決めるのか、自分たちで決めるのかは分からないけど、いい準備というか蹴りたいという気持ちはある」と力強く宣言した。

 W杯で味わった屈辱を晴らすべく、南野がPK戦になった場合は〝リベンジ〟を期している。