団体初のタイトル取りなるか――。2023年の女子プロレス界で、新たな団体が産声を上げた。全日本プロレスの諏訪魔と石川修司がプロデューサーを務める「Evolution(エボリューション、通称エボ女)」だ。
2人が女子団体立ち上げを考えたのはコロナ禍の20年秋のこと。紆余曲折を経て、3月31日新木場大会の旗揚げ戦まで2年半の歳月を要した。
1期生としてデビューしたのがChiChi、SUNNY、ZONESの3人だ。これまで自主興行9大会を開催しただけでなく、他団体にも積極的に選手を派遣。特にChiChiは10月18日のスターダム主催興行(新宿)で行われた「Yシャツカーニバル」なるバトルロイヤルで初勝利を挙げ、一躍その名を広めた。一方で10月にはSUNNYが脊柱管狭窄症の影響で引退。所属選手は2人になってしまった。
諏訪魔は「頑張りが認められたのか、他団体にも声をかけてもらえたのは予想もしてなかったこと。試合数をこなせているのがうれしいね」と2人の成長に目を細める。
24年はさらなる飛躍に期待をかける。「ChiChiはスターダムと絡んで反響が大きかった。また参戦する機会があったら、今度はベルトをぶん取って来いと。相手はでかい団体だけど、うちがベルトを取ったら、こんなに面白いことはないだろ?」と命じる。
さらに「2023年度プロレス大賞」新人賞にノミネートされたZONESには「もっと体をでかくして暴れ回って来い」とはっぱをかけた。
諏訪魔自身も、よりプロデューサー業に力を入れる。「選手層を厚くしたいね。練習生のソイを1月28日の新木場でデビューさせるし。オーディションもやりたいし、男女問わずレスリングの会場にもスカウトに行くよ」ときっぱり。早速「よし、年末年始も練習だ!」と、明らかに難色を示すChiChiを連れて道場に向かった。












