ボクシングのWBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(34=志成)が21日、都内の所属ジムで、同級6位ホスベル・ペレス(28=ベネズエラ)との初防衛戦(31日、東京・大田区総合体育館)に向けた公開練習を行い、6試合ぶりのKO勝利に意欲を示した。

 この日の午前中にスパーリングを打ち上げ、報道陣には1ラウンドの軽いシャドーボクシングだけを公開。「いい感覚でコンディションをつくれている」と調整順調をアピールした。今回は目標としてきたWBC同級王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との統一戦が合意に至らず、下位ランカーを迎え撃つことになった。モチベーションへの影響が心配されるが「モチベーションに振り回されるより、大みそかに戦えることに感謝してリングに上がろうと思っている。自分の中では通り過ぎた部分」と現在の精神状態を語った。

 さらに、2020年大みそかの田中恒成(畑中)戦を最後に直近5戦はKO勝ちがないことについて問われると「それ(KO)がすべてではない。勝つことに執着してやってきたけど、相手がどうとかではなく、今回はすごいKOしたいなと思う」と返答。「久しぶりに倒して、会場の一体感をつくりたい」と闘志を燃やした。

 3年ぶりの大みそかKO締めで、流れたエストラーダ戦につなげることができるか。