戦いはもう、始まっている――。WBC&WBO世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(30=大橋)との4団体統一戦(26日、東京・有明アリーナ)を控え、WBA&IBF同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)が20日に横浜市内の大橋ジムで公開練習を行った。

 冒頭の会見でタパレスは「コンディションはとてもいい。日本は寒いが、なじむのに苦労するほどではありません」とリラックスした様子を見せた。だが、その後の質疑応答では〝のらりくらり〟と核心を外し続けた。

 どんな試合をしたいかと問われれば「いい試合を見せたい」、試合までの調整について質問が飛べば「短めのトレーニングがしたい」、自らが井上に勝ると思う点を聞かれれば「試合を見れば分かると思う」といった調子で一切手の内を見せない。そして自信のほどを問われると「2000%だ!」と胸を張った。

 その後の練習もシャドーと縄跳びで体を温めてから軽めにサンドバッグを打って終了。鋭い視線を送った井上の父・真吾トレーナーも「基本はしっかりしてるんだなと思いました」としつつ、「今日のシャドーは参考にならないですが、しっかり仕上げてきているなら油断できないと思う」と、その〝弾幕〟に警戒を強めていた。