高校年代の日本一を決める高円宮杯U―18プレミアリーグでの〝まさかの同点弾〟が物議を醸している。10日の決勝(埼玉スタジアム)は青森山田高が終盤の劇的な逆転で広島ユースを2―1と撃破。4年ぶり3度目の優勝を果たした一方で、勝敗を分けたプレーを巡ってネットでは激論が繰り広げられている。

 後半45分に左サイドから青森山田高のDF小沼蒼珠がロングスローをゴール前に入れると、ワンバウンド。広島ユースのGK山田光真が手を伸ばすも防げず、そのままゴールインした。スローインからの直接ゴールは認められていない中、審判は山田の手に触れていると判断してオウンゴールと判定された。

 また、セーブしようとした山田に対して青森山田の選手が体当たりをして妨害しているようにも見えた。しかし、これもノーファウル。微妙な判定が重なったため広島ユース側は猛抗議したが認められず、直後に逆転を許して涙をのんだ。

 その後、SNS上では青森山田の同点弾に関してノーゴールを主張するファンが続出。判定に対して議論が起きるのは仕方ないにせよ、一部からは選手への心ない言葉が書き込まれた。これに対して「一生懸命戦ってるだけの青森山田にも誹謗中傷がされる。こんなのおかしい」などと抗議の声が上がり、事態は泥沼化している。

 学生サッカー関係者も「今はSNSを通じて、ちょっとした問題でも叩かれてしまう。青森山田はこれから選手権も控えているので心配。選手に罪はない。審判や協会などがしっかり説明する場を設けたほうがいいのでは」と選手たちへの影響を懸念。騒動の沈静化を願うばかりだが…。