日本サッカー協会は、26日にレフェリーブリーフィングを開催。映像を用いて判定を確認する「ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)」の運用方法が話題に上った。

 定期開催しているレフェリーブリーフィングでは、審判委員会がVARを使用した判定例を複数紹介して報道陣と意見交換を行っている。その際に、審判が判断に用いるさまざまな角度の映像や、審判間で交信している音声が報道陣に向けて公開されるが、これらは試合時にスタジアムのモニターや中継映像では公開されていない。

 一方で、現在フランスで開催中のラグビーW杯ではVARと同様に映像で判定を確認する「テレビジョンマッチオフィシャル(TMO)」が運用されているが、審判間の交信音声などもスタジアムや中継映像で公開されている。これによって、ファンや観客の納得度を高めるメリットがあると評価されている。

 この日のレフェリーブリーフィングで、協会の審判マネジャー及びJリーグ担当統括を務める東城穣氏は、VARでもTMOのように交信内容をその場で公開する可能性について見解を示した。

「現状ここでは公開していて、あとはチームの研修会とかキャンプなどで公開はしている。それは今後のわれわれの課題かなと。なんでもかんでも公開すればいいというものでもないと思う。レフェリーだけを守るのではなく選手を守るためにも、いろんなやり取りの中で、チームのこともあるので、どこまでどうオープンにするかというのはいろんな議論になる」

 公開を選択肢としつつも、その方法なども含め慎重な姿勢だが、VARは、どのように〝進化〟していくのだろうか。