事実上の〝トレード〟の形となった。ソフトバンクが8日に行われた現役ドラフトで日本ハム・長谷川威展投手(24)を獲得し、水谷瞬外野手(22)が日本ハムへ移籍することになった。
長谷川は今季イースタンで8勝、防御率3・00の成績でリリーフながら最多勝にも輝いた左腕。一軍でも9試合に出場して防御率1・08をマークした。三笠GMは「(自軍で)層の薄いところ。チャンスがあると思う」と期待を込めた。
また、水谷に関しては「期待している選手ではあったが、(激戦区の外野手で)ポジションのことも考えてというところ。ルール上、いい選手を供出すれば早く順番も回ってくる。そのバランスの中で判断させてもらいました」と説明した。
初の現役ドラフトが行われた昨年は大竹が阪神に移籍。12勝2敗の好成績で大ブレークした。改めて一軍での出番が限られているソフトバンクの若手、中堅層が、他球団にとっては〝宝の山〟であることが証明された。
今年の水谷も一軍未出場ながら大化けの可能性アリだ。ナイジェリア人の父を持つ身長193センチ、体重99キロの大型外野手で潜在能力を評価されてきた。今季は夏場に打撃フォームを変えてから二軍で結果も出ていた。球団としても〝苦渋の決断〟だった。
「ガンガン打って爆発したら、また厳しいことを言われてしまうかもしれない。ただ、ウチの外野のポジションを考えても、そういう(所属先で出番が限られる)選手のための制度なわけですからね。彼としてはチャンス。頑張ってほしい」(球団関係者)との声が出ている。
3年連続でV逸。それだけに球団としても複雑な思いがないわけではないが、2年連続で〝ホークスブランド〟の潜在能力を示すことになるか。即戦力の働きが期待される長谷川の投球とともに注目だ。












