フィギュアスケートの世界ジュニア女王・島田麻央(木下アカデミー)は〝2本の大技〟で新たな歴史を刻んだ。

 ショートプログラム(SP)2位で迎えたグランプリ(GP)ファイナル2日目(8日、中国・北京)のフリーでは、冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めると、続く4回転トーループも着氷。トリプルアクセルと4回転ジャンプの同時成功は日本女子初の快挙となった。138・06点をマークし、合計206・33点で男女を通じて日本勢初となる連覇を達成。優勝が決まると、自然と笑みがこぼれた。

 3月の世界ジュニア選手権では14歳4か月で優勝。2005年大会を制した浅田真央(14歳5か月)を上回り、日本勢最年少記録を更新した。さらにジュニアGPファイナルの優勝回数でも〝真央超え〟を果たした島田は「名前の由来でも浅田真央さんは、トリプルアクセルを跳び続けるところに憧れているので、自分も挑戦し続けたい」と力強く語った。

 7日のSPでは3回転ルッツが失敗に終わり、悔し涙を流した。「気持ちを切り替えるのは難しかったけど、しっかり昼寝をして気持ちを切り替えることができた」。同じ過ちは繰り返さない――。この日はノーミスこそならなかったが、落ち着いた演技を披露。ここ一番での勝負強さは、さらなる活躍を予感させた。

 また、SP3位の上薗恋奈(LYS)は128・59点、合計196・46点で3位。SP4位の中井亜美(TOKIOインカラミ)は122・00点、合計187・04点で5位だった。