男子ゴルフのローリー・マキロイ(34=英国)が、世界ランキング3位、ジョン・ラーム(29=スペイン)のサウジアラビア系資本が支援する超高額賞金のツアー「LIVゴルフ」移籍を受けて、ゴルフ界の分裂加速を危惧している。
マキロイは、PGAツアー側としてLIVゴルフのスタート時から一貫して反対派の立場を取ってきた。ゴルフ界の分裂は、競技そのものの衰退を招く恐れがあるからだ。すると、今年6月にPGAツアーと、LIV側は和解を表明したが、マキロイは、選手側に何も知らせないままに交渉が進められたことに、当時いら立ちを表明していた。
それから約半年がたったところで、発表されたビッグネームの移籍。マキロイは、分断の再加速につながりかねないと考えている。英メディア「スカイ・スポーツ」に「メジャー大会はすでに大きなものになっているが、私が恐れているのは、このままではベストプレーヤーが年に4回しか集まらなくなってしまうということだ」と語った。
続けて「それは、ゴルフが年に4回しか意味を持たなくなることを意味し、ゴルフに携わる者にとっても良いことではない。ボクシングがさまざまな団体を設立したのと同じようなものだ。私にとっては、最高のゴルファーがひとつの傘の下にいることが最善の道だと思う」と持論を展開した。
2年に1度行われる米欧対抗戦「ライダーカップ」でチームメートとしてプレーしたこともあるラームについては「毎週、毎週、彼と対戦できないのは寂しい。彼は才能にあふれ、粘り強くて、ライダーカップでは最高のチームメートだ。私が気づいたことは、自分にとってベストだと思う決断をした人を批判することはできないということだ」。個人の選択を尊重しつつも心中穏やかではいられないようだ。











