かつてJ1を経験したJ3松本山雅が〝J3沼〟にはまりそうなムードを漂わせている。

 今季は1年でのJ2復帰を目指していた中、26日のアウェー讃岐戦に0―0で引き分け、最終節(12月2日)を待たずして昇格が消滅。27日には、神田文之社長の名前で昇格失敗の謝罪と応援への感謝などに言及した声明を発表。これを受けてネット上では「来季こそは期待している」とのエールがある一方で「甘く考えているとJ3定着、さらに下まであり得る」「戦力意地に失敗すれば、来季はもっと厳しくなる」などの指摘もあった。

 今季から指揮を執る霜田正浩監督の来季続投が報じられる中、元日本代表DFで2022年に在籍した安田理大氏は、讃岐戦後に、自身のX(旧ツイッター)に、続投報道のリンクを張り、「なぜ?」と言っているように肩をすくめる男性の絵文字を投稿。まだ続投は正式発表されていないが、ネット上にも、引き続きの指揮を疑問視する声は少なくはない。

 もちろん指揮官変更が全てではないものの、この方向性にクラブ側の本気度が欠如しているとの意見もある。

 またクラブOBの高崎寛之氏は、自身のXでDF橋内優也の「甘えかもしれないけど、最後まで〝ワンソウル〟で戦いたい」と発言した記事を引用して、「橋! サポーターに甘え過ぎ。ベテランが一番批判されんだぞ。ベテランが矢面に立つんだぞ。今の山雅は村山が矢面に立つのか? 俺は背中で色々見せてきたぞ? ONESOULは今じゃ逃げの言葉。少々自粛を」と苦言を呈した。チーム内の甘さを感じたようだ。

 来季へ向けたポジティブな要素はなかなか見つからない。来季は、同じJ1経験組の大宮が仲間入りし、J3・1年目で健闘したFC大阪などもおり、今季以上に厳しい戦いも予想される中、松本山雅は脱出できるのか。