大型補強の陰で4年ぶりのV奪回に向けた〝秘密兵器〟に? ソフトバンクのダーウィンゾン・ヘルナンデス投手(26)の〝2年目の大化け〟が期待されている。

 緊急補強による加入で来日は8月上旬だった。デビュー戦となった8月23日のロッテ戦(ZOZOマリン)では6点リードの9回に登板しながら、課題とされた制球難が顔を出して大荒れ。以降、出番はなく二軍に降格し、レギュラーシーズンはこの1試合だけの登板に終わった。

 ここだけを見てしまえば散々な印象だが、残留となった来季に向けてチーム内の評価は上々だ。敗退したため目立つことはなかったものの、CSでは2試合に登板して見違えるような投球を披露している。「来季はやるんじゃないか。かなり期待している」「投げている球は素晴らしい。メンタル的にも安定してくれば面白いと思う」などといったポジティブな声が大勢を占めている。

 実際に今オフの外国人補強に関しても、残りのターゲットは先発投手とみられ、残留が大筋決まったオスナとともにブルペンを支える働きを期待されている。何より最速159キロを誇る力強い直球は魅力的だ。今季DeNAに在籍し、NPBで通算7年目となったエスコバーとダブる部分もある。同じく左腕で剛速球を武器としながらも、ネックは制球難。来日1年目の途中で日本ハムからトレードされたが、徐々に欠点を克服させた。

 来季のチームでは最強リリーフ左腕・モイネロの先発転向が本格検討されている。エンゼルスFAの大谷翔平から4度の対戦で4三振を奪ったヘルナンデスが、いよいよ本領発揮となるか――。