新日本プロレス「ワールドタッグリーグ」Bブロック公式戦(21日、後楽園)で、前年度覇者でIWGPタッグ王者の「毘沙門」こと後藤洋央紀(44)、YOSHI―HASHI(41)組がSTRONG無差別級タッグ王者のヒクレオ(32)、エル・ファンタズモ(37)組に敗れ、黒星発進となった。
ともに新日本が管理するタッグ王者同士の公式戦は、一歩も譲らぬ意地の張り合いとなった。毘沙門は必殺の合体技・消灯をヒクレオに決めるも、ファンタズモのカットで3カウントは奪えない。最後は孤立したYOSHI―HASHIが合体技スーパーサンダーキス’86で沈められてしまった。
どうしても負けられない相手のはずだった。今年7月までSTRONGタッグも保持し2冠王者だった毘沙門だが、後藤自身はIWGP至上主義。「俺はチャンピオンって1チームだけでいいという思いがあるので。他団体ならともかく、リーグ戦でチャンピオンが2チームいるのは、正直疑問を感じるんですよ。米国用にタッグのベルトが欲しいというのであれば、俺らがいつでも行きますよ、くらいの覚悟があるので」とポリシーを明かしていた。
それだけにこの日の敗戦は痛恨だ。試合後に取材に応じた後藤は「シャレにならないくらい、この負けは重いですね。今の段階ではIWGPという名前が、STRONGに負けてるという状態なので…。今日負けてしまったことで、タッグ王者としては最低でもこのリーグ戦に優勝するしかなくなったなと」と、悲壮感に満ちた表情を浮かべた。毘沙門は史上初の大会3連覇を目指しているが、団体最高峰タッグ王座の地位が揺らいでしまった今、目標から義務に変わった格好だ。
今大会は各ブロックの上位2チームが準決勝(12月8日、鹿児島)に進めるため、まだまだ巻き返しは十分に可能。「1日…1日待ってくれ。すぐに立て直すから」と言い切った荒武者が、必勝の十字架を背負って残りのリーグ戦を戦い抜く。












