あの人も〝タフさ〟を大絶賛だ。陸上女子の田中希実(24=ニューバランス)が12日、都内で活動報告会を開催。今季の戦いについて「本当に怒とうの1年だった。いい時もあったし、悪い時もあったので、長く感じたし、短かったようにも感じた」と振り返った。
国内外のレースに数多く出場しながらブラッシュアップを図る田中は、8月の世界選手権5000メートルで日本勢26年ぶりとなる8位入賞。9月の世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグファイナル同種目では6位入賞を果たすなど、型破りの姿勢で世界に勝負を挑んでいる。
種目が異なるとはいえ、田中と同じく積極的にレースへ参戦するスタイルで知られる男子マラソンの川内優輝(36)は「レースを絞って『この大会で!』という感じではなく、私と近い形で練習のような感じでレースにどんどん出ていて、常に安定して高いパフォーマンスをし続ける点がすごい」と絶賛した。
ハードスケジュールを消化することは心身への負担も大きいが、海外勢と対等に渡り合うために自らが望んだ選択だ。田中は「一個一個のレースに真摯に向き合うとなると、2~3日に1回ぐらいのペースでレースがあった時期は、充実はしてるけど、苦しい方が勝ってしまっている時期もあった」と当時の心境を吐露する。
それでも、苦しみと向き合う中で「目標のために我慢しようと思っていたことは、いつか必ず報われるのかなと改めて感じている。だからこそ、苦しかった時間は意義があったと思う」と新たな境地にたどり着いた。
代表入りが有力視されるパリ五輪は、1500&5000メートルでの入賞を目標に掲げている。「海外のレースをもっと計画的に組んで、より競争する力というか、他の選手と勝負する力を高めていきたい」。ハイレベルなレースを通じ、世界基準の走りに仕上げていく。












